
千客万来も、2人での暮らしも愉しめる、終の棲家。
多くのご友人の来訪を愉しみ、夫婦2人での暮らしも快適に。
老朽化が著しい店舗兼用住宅が、モダンでシンプルな家へと変身。
快適性の向上には、構造の整理も必要。


 夫婦二人で快適に余生を送れるような家にしたい。それがY様のお望みでした。ご邸宅は1階が店舗、2階が自宅という店舗併用のお住まい。お店を閉じたことと、家の老朽化を機に、耐震補強などメンテナンスを目的にリフォームを希望されました。
夫婦二人で快適に余生を送れるような家にしたい。それがY様のお望みでした。ご邸宅は1階が店舗、2階が自宅という店舗併用のお住まい。お店を閉じたことと、家の老朽化を機に、耐震補強などメンテナンスを目的にリフォームを希望されました。
家は敷地いっぱいに建っており、それまで数回増築も行っています。また生活導線の悪さもありました。ご夫婦お二人での快適な暮らしを実現するためには、構造や間取りの整理が必要です。
Y様と対話していくうちに、来訪客が多いこと、ご友人からの贈り物を大切にされていること、そして代々受け継がれてきた日本刀の収納ケースがあることが分かりました。
耐震補強など必須のことはもちろん、思い出の品々などに囲まれ、心地よい毎日を過ごせるような間取りやデザインを取り入れ、空間の快適性を向上させることが課題と判断しました。
- 築62年と古い店舗兼用住宅で、耐震補強などメンテナンスが急がれた。
- 施主様は店舗を閉じて、これからは夫婦2人で快適な生活を送ることを望まれた。
- メンテナンスと一緒に、構造を整理してフルリフォームを行うことが必要と判断。
住まい方がイメージできる総合的なプランを提案。


ゆったりと過ごせるよう、リビングダイニング、キッチン、主寝室はゆとりをもたせ広く取りました。特に2階のリビングダイニングは居室を無くして、壁を取り払いました。おかげでバルコニーからの風が吹き抜け快適性も向上しました。
大きく変わったのがエントランスホール。玄関を開けると、約10畳の広々とした空間が続きます。土間の長さは7メートル。これは来訪客が多いというお話から生まれたアイデアです。この広いエントランスホールをキーにして、ゆったりとくつろげる2LDKをプランニングしました。
このように、ご夫婦二人の快適な暮らしにフィットした間取りにするために考えたアイデアが「減築」です。建物のスペースを減らす減築は外周りにも余裕が生まれメンテナンスがやりやすくなりました。
その他にも友人からの贈り物などを飾るギャラリーの工夫や、既存の収納家具を活かした間取りなど、きめ細やかで暮らしかが想像できる、住まい方まで含めた総合的な提案をしたところ、Y様ご夫妻はとても気に入ってくださいました。
- 減築を行い、全体的にゆとりを持たせることにした。
- プランのコンセプトを決定づけたのは、広々としたエントランスホール。
- 住まい方まで想像できる提案をした点が、施主様に大変喜ばれた。
家の象徴にふさわしい、モダンなエントランスホールが誕生。


築62年のY様邸は、モダンな佇まいの家として生まれ変わりました。建物はダウンサイジングしましたが、それぞれのスペースは広くなっています。Y様念願の2Fのルーフバルコニーは、減築したスペースを活かして設けました。
Y様邸を象徴するエントランスホールもモダンでシンプルなデザインで表現。デザイン階段がアクセントとなって、空間にシックな雰囲気を漂わせます。
シューズクロークの周りは間接照明を付けました。ほんのりと足元を照らされ、お客さまの出迎えにふさわしい落ち着きを生み出します。また、壁にはご友人からの贈り物が飾れるよう、ピクチャーレールを付けています。
明るく開放的になったリビングダイニングは、光と風がたっぷりと取り込めるようになり心地よい空間に変わりました。ルーフバルコニーも見渡せ、季節の花や緑を楽しむこともできます。
- 10畳の広さを持つエントランスホールは出迎えにふさわしい落ち着いた雰囲気に。
- 減築部分を活かして、ルーフバルコニーを設置。季節の花などが楽しめるようになった。
- リビングダイニングは光と風をたっぷり取り込み、心地よさも大きく向上。





































